滋賀県大津市にて屋根修理〈スレート屋根カバー工法〉
2023/02/10
滋賀県大津市にて屋根修理をおこないました。
スレート屋根からスーパーガルテクトのカバー工法です。
こちらが施工前の様子になります。
雨漏りなど大きな被害こそ起こっていないものの、屋根材表面の褪色が進み、美観を大きく損なっています。
今回の既存屋根はスレートでしたが、屋根はどんな屋根材が使われているかで寿命(耐用年数)が大きく変わります。
日本の戸建て住宅でよく使われている屋根材の耐用年数は以下の通りです。
日本瓦(陶器瓦):50年~
セメント瓦:25~30年
スレート屋根:20~30年
ガルバリウム鋼板:25~30年
トタン屋根:10~20年
こうして見ると、スレート屋根はそこまで耐用年数が短い屋根材ではないことがわかります。
ただし、これはあくまでも定期的にメンテナンスを行い、屋根材の寿命が最大限延びた場合です。
続いて、各屋根材の推奨されているメンテナンス時期の目安を見てみましょう。
日本瓦(陶器瓦):25~30年
セメント瓦:10~15年
スレート屋根:10年
ガルバリウム鋼板:15~25年
トタン屋根:7~10年
こうして見ると、昔ながらのトタン屋根に次いで、スレート屋根はメンテナンスを行う周期が短いことがわかりますね。
実際に、スレートには10年に一度塗装によるメンテナンスが必要とされており、メンテナンスを怠れば今回のように褪色が進み、さらには屋根表面の防水性が損なわれ劣化がさらに進みます。
屋根材自体が劣化してしまえばヒビや破損が起こりやすくなり、その箇所から雨水が屋内に侵入し雨漏りを発生させることもあります。
ご自宅の屋根がスレートの場合、定期的なメンテナンスを忘れず行うようにしましょう。
しかし、10年に一度塗装によるメンテナンスとなると、手間もかかりますしメンテナンス費用も嵩みます。
そこでおすすめなのがカバー工法です。
カバー工法で屋根を新しい屋根材で覆うことで、リフォーム効果が得られるだけでなく、メンテナンス周期の長い屋根材を採用することで今後のメンテナンス費用を抑えることもできるでしょう。
ただし、カバー工法はあくまでも今回のように劣化が屋根の表面部分で止まり、屋根内部には被害が及んでいない屋根にしか施工することができません。
屋根内部にまで被害が及んでしまうと、葺き替え工事しか選択肢がなくなるため、カバー工法をご検討中の方は工事を行うタイミングにも注意しながら検討してください。
カバー工法では、まず既存屋根の上にルーフィングを敷いていきます。
ルーフィングを敷き終えれば、その上から新しく屋根材を葺いて完工となります。
カバー工法は、既存屋根をそのまま再利用するため、葺き替えのように既存屋根を解体・撤去する必要がなく、その分費用を抑えることができ、工期を短くすることができます。
実際、今回の施工も3日で完了しました。
屋根のリフォームとして、カバー工法は費用を抑えながら屋根を新しくすることができる人気の工事です。
滋賀でカバー工法をご検討中の方は、ぜひ山口板金にお任せください!