滋賀県大津市にて屋根修理〈カバー工法〉
2023/01/20
滋賀県大津市大石にて屋根修理〈カバー工法〉を行いました。
こちらが施工後の写真になります(通り雨が降ったので濡れて若干汚れて見えますが…)。
カバー工法は既存屋根の上に新しい屋根材を被せる(カバーする)工法ですが、今回の施工のようにカバー工法では金属屋根を使用するのが一般的です。
その理由は耐震性です。
屋根材には金属屋根以外にも、瓦やスレートなど様々な材質のものが存在し、商品によって性能や重量は違ってきます。
ただ、どんな屋根材を使用したとしても、屋根全体の重量が増えれば増えるほど耐震性は低下すると言われています。
同じ長さの紐にボールをつけて、同じ力で振った場合、ボールが重ければ重いほど揺れ幅が大きくなるのと同じ理屈ですね。
屋根の重量が重たいほど、地震が起きた際の揺れが大きくなり、その分建物に強い負荷がかかってしまうのです。
屋根材の中では瓦が特に重たく、その次にスレート、そして金属屋根が最も軽量な屋根材となっています。
瓦を1とすると、スレートはその1/4、金属屋根は1/10と非常に軽量です。
そして、カバー工法ではこの軽量さが非常に重要となってきます。
上述のように、カバー工法は既存屋根の上に新しい屋根材を被せる工法のため、施工後に屋根は二重構造となります。
そのため、どうしても既存屋根の重さに新しい屋根材の重さが加わるため、屋根全体の重量が増えることはあっても減ることは決してありません。
近年人気の耐震性の向上を目的とした屋根リフォームでは、カバー工法ではなく屋根葺き替え工事が行われます。
葺き替え工事であれば既存屋根はすべて撤去するため、例えば瓦から金属屋根といったように大幅に屋根の重量を下げることができます。
しかし、カバー工法はその工事の特性上、重量を減らすことがどうしてもできません。
そこで、少しで重量の増加を減らすために、カバー工法では軽量な屋根材である金属屋根が使用される訳です。
近い将来、必ず起こると言われている南海トラフ地震への対策として、近年では屋根の軽量化を目的とした工事が注目を集めています。
それは地震による影響が大きいとされている関西の一つ、ここ滋賀県も決して例外ではありません。
ご自宅の耐震性が気になる方はぜひ山口板金にお気軽にご相談ください。
屋根の軽量化工事もカバー工法も金属屋根が欠かせないものですが、山口板金は金属屋根の施工・加工を最も得意としております。
滋賀でのカバー工法、屋根軽量化工事は山口板金にお任せください。