滋賀県大津市にて屋根修理〈スレート屋根カバー工法〉
2022/12/28
滋賀県大津市青山にて、屋根修理を行いました。スレートからスーパーガルテクトへのカバー工法です。
今回、既存屋根は写真の通りスレートになります。
スレートとは、厚さ5mm程度の薄い平たい塗装セメントの板で、屋根材や外壁材として広く使用されています。
ちなみに、スレート以外にカラーベスト・コロニアルとも呼ばれますが、基本的には同じ屋根材を指します。
製品の一般名称が「スレート」、そのスレートの中で外装建材の大手メーカーであるケイミュー社が製造しているスレートのシリーズ名が「カラーベスト」、そしてカラーベストの中の商品名が「コロニアル」なのです。
一般名称と商品名が混在しているので一般の方にはわかりにくくなっていますが、スレート・カラーベスト・コロニアルは同じ屋根材を指すので覚えておきましょう。
スレートは、2000年以降に建てられ、新築から15年以上経過した今まさに屋根リフォームを行うタイミングを迎えている住宅で非常に多く採用されている屋根材です。
この頃に建てられた新築住宅のおよそ3割がスレート屋根を採用しているというデータがあります。
これほど多く屋根材のシェアを占めるようになったのは、その価格の安さが一番の理由と言われています。
和瓦に比べて非常に安価な上、軽量なため瓦屋根より耐震性の面でも高い効果が期待できます。
そして、屋根材の種類やカラーバリエーションも豊富なので、お客様にとっては選ぶ楽しみもあります。
新築時では高い採用率を誇るスレートですが、これがリフォームになると事情が変わります。
新築時は3割ものシェアがあるにも関わらず、リフォームでは全体の9.2%、わずか1割まで採用率が落ちるのです。
さらに、近年ではスレートより軽量な金属屋根にも非常に高性能な屋根材が登場しているので、リフォームにおけるスレートの採用率は年々減少しています。
これはスレートが、
・他の屋根材と比べて褪色・変色・汚れなどの劣化が目に見えてわかりやすい
・他の屋根材より短い期間での塗装メンテナンスが必要となり、コストパフォーマンスが悪い
といったデメリットを持っていることが原因です。
スレートの主成分はセメントだとお伝えしましたが、セメントには防水性が無いので、10〜15年で塗装によるメンテナンスを必要とします。
もし塗り替えを怠れば、コケやカビが発生しやすくなり、さらにはひび割れや反りといった劣化も発生します。
当然ですが、新築で建てた住まいには今後何十年と住まわれることになるでしょう。
いくら導入の初期コストが安くても、屋根材自体の性能がそこまで高くなく、メンテナンスの周期が短いスレートはコストパフォーマンスが悪く感じてしまうのです。
そのため、スレートから新しいスレートへやり替える方は本当に少ないです。
一方、瓦屋根にお住まいの方は、再び瓦にされる方がほとんどです。
逆に、スレート屋根にお住まいの方は、新しい屋根材としてスレートより軽量な金属屋根を採用される方が年々増加傾向です。
一昔前の金属屋根は、「錆びる」「雨が降ると音がうるさい」といったイメージがありましたが、それは古いイメージです。
今回新しい屋根材として採用した「スーパーガルテクト」は、スレートの約1/4の重量ながら、スレートの耐用年数15年に対し、25年〜30年の耐用年数を持った非常に優れた屋根材です。
山口板金では、この「スーパーガルテクト」を含む金属屋根の施工、そして屋根板金の施工に自信があります。
滋賀県近郊での屋根カバー工法、金属屋根の施工は山口板金にぜひお任せください!